鏡を見て「最近シミが増えた気がする」と感じたとき、実はそれがシミではなく肝斑(かんぱん)だった、というケースは少なくありません。
シミと肝斑は見た目が似ていますが、できる原因も、合う治療法もまったく異なります。特に肝斑は、シミ用のレーザー治療によって刺激を受けると、かえって色が濃くなることがあるとされています。見分けずに自己判断でケアを進めることには注意が必要です。
この記事では、シミと肝斑の見分け方のポイントと、それぞれに合った対処法の考え方を整理します。実際の診断は、肌の状態を診察したうえで医師が行います。
結論:見た目が似ていても、原因も治療法も別物
この記事の結論
シミと肝斑は、どちらも茶色い色素沈着として現れますが、できる原因も、合う治療法もまったく異なります。シミには紫外線によるダメージへのアプローチが、肝斑にはホルモンバランスや摩擦刺激への配慮が中心になります。
見た目だけで判断してケアを進めると、シミだと思って刺激の強いケアを続けた結果、実は肝斑で悪化していた、というすれ違いが起こることがあります。気になる場合は、自己判断で進める前に、肌の状態を確認することをおすすめします。
シミ(老人性色素斑)と肝斑、何が違うか
見分けの手がかりとして、次のような違いがあるとされています。
| シミ(老人性色素斑) | 肝斑 | |
|---|---|---|
| できやすい場所 | 頬・額・手の甲など、体のさまざまな部位 | 頬骨の高い位置を中心に、左右対称にできやすい |
| 輪郭 | 比較的くっきりしていることが多い | ぼんやりとして、境目がはっきりしないことが多い |
| 色味 | 茶色〜濃い茶色 | 薄茶色〜グレーがかった茶色であることが多い |
| 考えられる主な要因 | 紫外線による影響の蓄積 | 女性ホルモンの影響、摩擦などの刺激が関わるとされる |
| 濃淡の変化 | 徐々に濃くなっていく傾向 | 生理周期や妊娠、ストレスなどで濃淡が変わることがある |
見分け方のチェックポイント
次のような特徴がある場合、肝斑の可能性があるとされています。
- 左右の頬に、ほぼ同じ位置・同じ形で出ている
- 輪郭がぼんやりしていて、境目がはっきりしない
- 生理前後で色の濃さが変わることがある
- 洗顔やマスクなどの摩擦のあとに気になり始めた
一方、次のような特徴はシミ(老人性色素斑)に多く見られます。
- 輪郭がくっきりしていて、境界線が分かりやすい
- 頬だけでなく額・手の甲などにも点在している
- 年齢とともに、少しずつ増えてきた
なお、シミと肝斑が同じ肌に混在していることも珍しくありません。
なぜ「見分け」が重要なのか
シミ(老人性色素斑)にはレーザーによるピンポイント治療が用いられることが多くありますが、肝斑に同様のレーザー治療を行うと、刺激によって色が濃くなることがあるとされています。
見た目だけで自己判断してケアを進めると、シミだと思って刺激の強いケアを続けた結果、実は肝斑で悪化していた、あるいは肝斑だと思い込んでケアを控えていたら、実はシミで進行していた、といったすれ違いが起こることがあります。
迷ったときの考え方
シミと肝斑は、ご自身の目だけで確実に見分けるのが難しいことも多いタイプの肌悩みです。
当院では、AI肌診断機「EVEV(イヴイヴ)」を用いて、肌の状態を数値化して確認しています。診断結果をもとに、シミ・肝斑それぞれの状態に合わせた施術をご提案しています。
「これはシミなのか、肝斑なのか分からない」と感じている段階でも、まずは診断からご相談いただけます。
まとめ
ポイントのおさらい
- シミと肝斑は見た目が似ていても、原因も合う治療法も異なる
- 肝斑は頬骨あたりに左右対称、輪郭がぼんやりしているのが特徴とされる
- シミは輪郭がくっきりしていて、体のさまざまな部位に出やすいとされる
- 肝斑にシミ用のレーザー治療を行うと悪化することがあるため、見分けが重要
- 自己判断が難しい場合は、AI肌診断や医師の診察で確認するのが安心
肌の状態には個人差があり、シミと肝斑が混在している場合もあります。正確な診断と施術のご提案は、医師の診察のうえで行います。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。効果・経過には個人差があり、施術の可否や内容は医師が診察のうえ判断します。料金はすべて税込表示です。最新の料金は料金表をご確認ください。
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